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私たちの生き方

サレジアン・シスターズとして生きる

この世界を 青少年と共に 

1872年以来、若い世代の教育の必要性に応えようと励んでいます。青少年が積極的に、段階を追って自分たちのパーソナリティを築き上げていくという難しい課題に取り組むにあたり、彼らの傍らにいて一緒に人生の道を歩んで行こうと励んでいます。

教会と社会の両面に適応したドン・ボスコの路線に沿って、「良いキリスト者、誠実な市民」として青少年を育てていくことは、今、サレジアン・シスターズに求められている緊急事といえます。サレジアン・シスターズは、連帯による分かち合い、違いを良いこととして受けとめるかかわりなどを通して、他者への奉仕に励むよう青少年を導いていきます。

シスターの分かち合い

  • 神様の大きな愛を、いっしょに味わいましょう。

    Sr.坂井 佐奈栄

    東京都生まれ。調布教会出身。
    2000年8月、初誓願。現在、イタリアで勉強中。 趣味は、音楽、編みぐるみ作りなど。

    扶助者聖母会の好きな点

    神様に愛されているということの喜びを、毎日の生活の中で、特に青少年との出会いの中で生きることができること。どんなに辛いことがあっても、支え合い、励まし会える姉妹がいること。そして、明るく、快活であること。

    日々の生活

    今は、ドン・ボスコやマードレ・マザレロの霊性を学ぶためにイタリアで勉強しています。世界中から集まった、サレジアン・シスターズの姉妹と共に生活している中で、「喜びの精神」が同じように生きられていることを直に感じ、感動しています。今までは、小学校で担任としてお仕事をしていたので、特に日本に帰ってからも、青少年の中で、ドン・ボスコの予防教育法を生きることができるように、勉強に励んでいます。

    思い出

    もう何年も前に、小学校で1年生の担任をしていた頃のこと。 神様の話に、目を輝かせて耳を傾ける子どもたちの表情がなんとも言えず、大好きでした。 そんなある日の休み時間。一人の女の子が走り寄って、私の耳元にささやきました。 「ねぇ、シスター。神様の声は、本当に聞こえるの?」 「心を静かにしていたら、聞こえるよ。」「うん!分かった!!」といった時の輝く笑顔が忘れられません。

    思いで深いエピソード

    小学校や、教会、練成会などの司牧活動の中で、たくさんの子どもたちや先生方と出会えたことが、私にとっては大きな大きなお恵みです。心から感謝しています。その中で、自分だけではどうにもならないような状況の中でも、いつも祈り、支え、励ましてくれた姉妹の存在が大きな助けになりました。

    ずばり、シスターの仕事とは

    神様と青少年のために、すべてを捧げ尽くす生き方。日々の祈り(ミサや秘跡を通しても)の生活から力を汲み、神様に愛された者として出会う人々、特に青少年に自分の存在を通して神様の愛を伝える生き方

    若者への一言

    神様が、私たち一人ひとりを大切な存在として愛してくださっていることをいつも心に留めてください。時には、思い通りにならない辛いことがあるかもしれません。でも、神様がすべてを大きな愛で包み、慈しみ深いまなざしを注いでくださっていることを忘れずにいてください。皆さんにはすばらしい力があります。一緒に歩んでいきましょう!

  • わたしの生き方、わたしの召命、わたしの日々…―立願25周年にあたってー

    Sr.マリア・ジョヴァンナ 赤木 純子

    1989年1月24日初誓願。大分教会出身

    読書、ドライブ、いろいろと挑戦することが趣味 

    扶助者聖母会の好きな点

    明るく、単純(良い意味で)、素朴、子どもが好き、積極的

    日々の生活

    働き盛りのキャリア・ウーマン。祈り、掃除、洗濯、料理、運転手、病人見舞い、任務から来る頭を使う仕事他、あらゆることをしています。忙しいことはいいことです。

    思い出

    有期誓願の時、イタリアで1年半、過ごしたこと。創立者の地を訪問できたことや他の国の姉妹との出会い、イタリアの子どもたちとの出会い、カトリックの空気を充分、吸ったことでイエス様をより身近に感じることが出来るようになったと思っています。そして、サレジアンは世界共通であること、国は違っても同じカリスマを生きている姉妹であることを実感できたことが嬉しく、世界を近くに感じました。 

    思いで深いエピソード

    幼稚園に勤務しているときのことです。園庭を走っていたら、3歳児が「マリア様、マリア様ったら」と大きな声で叫んでいました。初めは気づかなかったのですが、ふと、目が合うと、手招きしているのです。「もしかして、私?」と言って、近づくと「マリア様、大好き」と言って、ギュッとしてくれました。シスター冥利にひたった瞬間でした。思わず「あなた、可愛いね」と答えた私でした。

    ずばり、シスターの仕事とは

    シスターは職業ではないので、自分の好きなことをして生きているわけではありません。 主イエスの弟子として、神の望まれること(普通は目上を通してくる任務)を心を込めて果たす時がシスターの仕事だと思います。

    若者への一言

    神様は一人一人の幸せを望んでいます。そのために絶えず心に呼びかけてくださっていますが、 その声を素直に聞く勇気を持ってください。真の幸せは、自分に向けている目を人々の方に向けることから始まるのだと思います。強くたくましく、そして、心優しい人になってください。