ページのトップへ

深い哀悼の意をこめて

ローマ
 5月30日、三位一体の祭日の前日、神さまは、数日前から同国セアーラ州ジュアセイロ・ド・ノルテノースジュアゼイロ(ブラジル)の修道共同体を訪問しておられたイエスのカリタス修道女会のシスター・アポリナリス志村百合子総長様を、突然天に召されました。
 サレジアン・シスターの総長とすべての会員(FMA)は、サレジアン・ファミリーの大切なイエスのカリタス修道女会の皆さまと悲しみを共にいたしております。
 修道会として、サレジアン・ファミリー(家族)として多くの喜びも苦しみも共に乗り越えてまいりました。
マードレ・イヴォンヌ・ランゴアは副総長Suor Stella An Moung Soonに哀悼の意を表して弔文を送られました。
そこで、すべてのサレジアン・シスターズに代わり、13か国で、創立者ビンチェンツォ・チマッチ神父さまとアントニオ・カヴォリ神父さまの精神に従い、すべての人、とくに貧しく、苦しんでいる人々に、神の深い愛と憐みを証し、宣べ伝え続けておられる会員の皆さまに寄り添いつつ、祈りと希望の励ましを述べられました。

以下がその弔文です。

 親愛なるシスター・ステッラ副総長様
敬愛もうしあげますマードレ・アポリナリス志村のご逝去により、深い悲しみのうちにおられる貴修道女会の皆さまに本会の総評議員とすべての会員にかわり、私どもの哀悼の意を表明いたします。ここ数日間は、マードレ・アポリナリスの回復を願い、チマッチ神父さまにお取次ぎを願ってまいりました。神さまのみ旨はこれと異なりましが、神さまは私たちにとって何が良いことかをご存知でいらっしゃいます。神さまのみ旨は常に、愛と憐みと限りない慈しみであり、私どもの計り知ることのできないその計らいの神秘へと私たちを導かれます。マードレ・アポリナリスのそのお心が私と、私どもシスターの中に生き続けますように。個人的にも、私に対して示して下さいました細かなお心遣いとご配慮、そして共にサレジアン・ファミリーの一員としての意識、また私に委ねられた奉仕、教会行事への繊細な感受性を忘れることはできません。
今、マードレ・アポリナリスは溢れる神の愛と光を享受しておられることでしょう。そしてこれまでとは異なる方法でご自分の存在を恵みとし、実際にシスター・ステッラと全会員の皆さまお一人おひとりのために取り ついでくださることと深く信じております。
神さまのお恵みは絶えることはありません。生命と希望の泉である復活の神秘に照らされ、今のこの別離の時を信仰の中に生きて行かれますようにと励まし続けて下さるでしょう。

敬愛申し上げますシスター・ステラ副総長様、イエスのカリタス修道女会のシスター方、とくに評議員の皆さまに私からの心からのお悔みをお伝えくださいますようお願い申し上げます。
扶助者聖母マリアが、母の心をもってつねに皆さまと共におられ、慰めと励まし、交わりをさらに堅固なものとし、教会とサレジアン・ファミリーのなかで、ますますイエスの愛(カリタス)の輝かしい表明となられますよう、お導き下さいますように。
マードレ・アポリナリスは皆さまのその歩みを支え、またそれをお喜びになると信じております。
あなたと皆様方を祝福してくださいますように。心を込めお祈り申し上げ、皆さまにおともいたしております。

   ローマ 2015年5月31日                         Suor Yvonne Reungoat fma

参考サイト  In profonda comunione